Rにインストールされているパッケージは自分でアップデートする必要があります。
自動でアップデートをお知らせする機能は搭載されていないようですね。
ちょっと引っかかったのはR自体のアップデートとパッケージのアップデートの方法が異なるという点です。
ご注意ください。
Rのアップデート
基本的にはRのインストーラーを入手してインストールし直せば完了です。
まず自身のRのバージョンを確認します。
Rで以下のコードを実行するだけです。
Rのバージョン確認
version
次にRが配布されているCRANにアクセスします。
中断くらいに最新の更新日が記載されています。
私の場合は数ヶ月前のバージョンを使用していることがわかります。
次にインストーラーをダウンロードします。
インストーラーのダウンロードが完了したら実行してインストールします。
そのままの設定で指示に従い、インストール完了すればアップデート終了です。
Rを更新したのにRStudio上のRバージョンが古いままの場合
最新のRをきちんとダウンロードしてインストールしたにも関わらず、RStudio上のRバージョンが更新されないことがあります。以下はR version 4.2.3をインストールした後、RStudioにてRのバージョンを確認したところ、R version 4.2.2だった際のスクリーンショットです。
このような場合は、RStudioに使用するRのバージョンを教えてあげる必要があります。以下の手順でRのバージョンを変更することが可能です。
最後にRStudioを再起動するようなメッセージが表示されますので、指示に従って再起動してあげます。
すると、以下のようにRStudio上のRバージョンが更新されます。
RStudioのアップデート
RStudioを立ち上げて、HelpメニューのCheck for updatesをクリックします。
アップデートがある場合は「Update Available」というウィンドウが表示されますので、Quit and Downloadをクリックします。
その後、表示されたWebサイトからインストーラーをダウンロードします。
そのままの設定で指示に従い、インストール完了すればアップデート終了です。
パッケージのアップデート
以下のコードをR(もしくはRStudio)で実行すればアップデートされます。
普段アップデートしていないのであれば、数分程度は時間がかかると思います。
これはWindowsだけかもしれませんが、RStudioを管理者権限で立ち上げておかないとエラーが発生する可能性があるのでご注意ください。
パッケージのアップデート
# パッケージアップデート(個別に確認ダイアログが表示される)
update.packages()
# パッケージアップデート(問答無用ですべてアップデートされる)
update.packages(ask=FALSE)
# おまけ1: アップデート可能な古いパッケージをリストアップする
old.packages()
# おまけ2: 任意のパッケージをアップデートする
install.packages("ggplot2")