Office365って今流行のサブスクリプション製品だから、何も考えなくとも常に最新の関数とかが使えると思ってたら、「チャネル」という概念があってはまった。
もし新しくOffice365をインストールして、それまでに使っていた関数が使用できなくなったら、チャネルが半期になっていないかを確認しよう。
経緯メモ
2020年4月にWindowsデスクトップパソコンを新たに購入した。
その後、Office365 ProPlusを旧パソコンと同様にインストール。
ちなみに当方のOffice365は組織アカウントで導入されている。
なぜか直前まで使用していたパソコンのExcelで使用できていたUnique関数とSort関数が使用できなくなっていた。
Excelを立ち上げてアカウント>製品情報>Office更新プログラムを確認してもOfficeは「最新の状態」だと表示される。
Windows updatesを実行しても新たなアップデートはない。
もちろん、詳細オプションから「Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」にチェックを入れている。
完全に
???
状態。
それで片付けた前のパソコンを渋々セットアップして、見比べてみた。
すると、
旧パソコンでは、バージョン2003、月次チャネル、
新パソコンでは、バージョン1908、半期チャネル、
となっている。
明らかに古い。
古いのに何で更新ボタンを押しても、「最新の状態」と表示されるのか。
一体どうなってるんだ?と思って調べた結果、どうやらチャネルがポイントらしい。
詳細はこちらをご確認ください。
Office 365 ProPlus 更新プログラムのチャネルの概要
つまり、(月単位で)常に最新のアップデートを入手したい人は、月次チャネルに、
半期ごとに安定したアップデートを入手したい人は、半期チャネルに、
ということらしい。
以下の手順で設定変更できたので共有しておく。
月次チャネルへ変更する方法
操作は簡単で、5分もあれば完了する。
まず、管理者権限でコマンドプロンプトを起動する。
ウィンドウズキー+R
で表示されるウィンドウにcmd
と入力。Ctrl+Shift+Enter
で管理者権限でコマンドプロンプトを起動できる。
ここからはコマンドプロンプト上で以下のコマンドを実行していく。
カレントディレクトリをC:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
へ移動する。
コマンドプロンプト
cd C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
チャネルを月次チャネルへ変更する。
コマンドプロンプト
OfficeC2RClient.exe /changesetting Channel="Monthly"
最後にアップデートを実行する。
コマンドプロンプト
OfficeC2RClient.exe /update user
ここまでを実行すると、アップデートが開始されたことを示すウィンドウが表示される。
少し待つと、アップデートが完了するとともに、月次チャネルへの変更が完了する。
参考にさせていただいたサイト
まとめ
月次チャネルへ設定変更する方法について紹介した。
しかし、原因は不明なまま。
もちろん旧パソコンで紹介したような操作は行っていない。
使用しているOffice365が組織アカウントのため、知り得ない管理者側で月次チャネルだったものを半期チャネルに変えていたのか。
それともWindows OS側で何らかのデフォルト設定が変更されたのか。